謹啓 平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
企業の効率的かつ迅速なブロックチェーン活用を支援するクラウド型インフラとして「Ginco Blockchain Base（以下、GBB）」を提供する株式会社Ginco（本社：東京都中央区、代表取締役：森川夢佑斗、以下当社）は、Web3時代に重要な役割を担うバリデータノードをフルマネージドでホスティングするサービスを開始し、GBBのラインナップに追加します。加えて、double jump.tokyo株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役：上野広伸、以下DJT社）へ同サービスを提供することをお知らせいたします。
当社はブロックチェーン活用のためのクラウド型インフラとして「Ginco Blockchain Base（GBB）」を提供しています。
GBBはWeb3サービスに不可欠なノード、エクスプローラー、ウォレットなどのブロックチェーンインフラストラクチャーや、ID連携、決済連携といった豊富なAPIをフルマネージドでご提供するサービスです。GBBを利用することで、より速く、より簡単に、より高い費用対効果でブロックチェーンを活用したビジネスの事業基盤を構築することが可能です。
GBBにおけるブロックチェーンノードのホスティングサービスは、2019年の提供開始以来、国内最多のブロックチェーンに対応する高可用、低遅延なインフラとして信頼され、暗号資産交換業者やブロックチェーンゲーム事業者の皆様にご利用いただいてまいりました。
これらの実績を通じて培ったノード運用の技術とノウハウを活用し、バリデータノード(※1)をフルマネージドでホスティングするサービスを新たに提供します。
※１：ブロックチェーンに記録されるデータの内容が正しいかどうかを検証する特定のノードのこと。
近年、NFTや暗号資産を扱うWeb3サービスの普及に伴い、高いスケーラビリティを備えたPoS型ブロックチェーンへの需要が高まっています。
これらのPoS型ブロックチェーン(※2)では、「バリデータノード」と呼ばれる一部のノードが従来のマイニング事業者等に代わり、「ステーキング(※3)」とよばれるネットワークの維持に関わる重要な役割を担います。
※２：コンセンサスアルゴリズムにProof of Stakeを採用したブロックチェーンのこと。BitcoinなどのProod of Workアルゴリズムを採用するブロックチェーンに比べ、スループットが高く手数料が低いことが特徴。
※３：暗号資産を保有してブロックチェーンのネットワークに参加することで、対価として報酬がもらえる仕組みのこと。特定のバリデータノードに資産をプールすることが一般的。
バリデータノードの運用者はネットワーク維持の対価としてステーキング報酬を受け取ることができます。また、Web3サービスの普及と発展に貢献できるなどの理由から、バリデータノードを運用したいというニーズも増加しており、ステーキングサービスの提供企業だけでなく、一般企業がバリデータノードの運用に参加する例も見られています。
一方で、バリデータノードの運用はブロックチェーンネットワーク全体の安定性と可用性に影響を及ぼすことから、通常のノード以上に高い専門性と運用負担が求められる傾向にあります。
この負担を軽減し、従来よりも多様な企業がブロックチェーンのステークホルダーとして参画できるようにすることで、Web3エコシステムの発展に寄与してまいりたいと考えています。
本サービスの提供開始に際し、国内外を問わず様々なブロックチェーンの開発・普及に深く関わり、実際にブロックチェーンのバリデータノードの運用に取り組んできたDJT社との連携を強化し、同社のノード運用の支援を開始いたします。
弊社はブロックチェーンゲーム開発運用の他にも、そのエコシステムを支えるPolygon等のブロックチェーンノード運用にも積極的に関わってきました。今回、ブロックチェーンノードの可用性と高いサポート品質、対応ブロックチェーンのカバレッジにおいて国内トップレベルの技術と実績を有するGinco様と連携することを通じて、バリデータノードの運用体制をさらに強化し、Web3 エコシステムの発展に寄与していきたいと考えています。
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以上 2022年06月15日